帰り道のにおい、旅行のにおい

  18, 2007 20:52
実際、雨がやんでいる時は過ごしやすい気温な最近。


ぷら~っとチャリを漕いでいると、

『・・・旅行している・・』

という気分になった。


んっ?
我ながらなんで??


たぶん、“旅行のにおい”がしたのだ。


でもそれがなんだかわからない。


あたしが好きなのは、
どこかの家から湯気とともに香るせっけんの香り。
あれは
“帰り道の匂い”だ。

ここ数年はもう『帰り道』は
だいたいの一般家庭の方がお風呂に入るような夜の時間帯とは限らない感じになっているけれど、
やっぱり長年、そういう時間帯が『帰り道』だったせいだろう。

外を歩いているときに
ほわ~ん、とせっけんの香りがしてきたなら、
その瞬間あたしがどこに向かっていようと、
その場所はすぐさま幸せな帰り道へと変わる。



数日前に、これは“旅行のにおい”だ!と感じてから、
街をクンクンと探しながら歩いている。

あれはなんのにおいだったんだろ?


クンクン・・


たこ焼きのソースの匂いがした、
これは祭りのにおい。


クンクン・・


雨上がりのにおいがする。
しかも涼しい雨上がりだ。

あー気持ちいい。
あーすごしやすい。


クンクン・・


あっ


あれっ?


これっ?


旅行!?


これ!?



一瞬で去ったそれは、



炭火の匂い。




少し祭りの匂いにも似て、
そして雨上がりの匂いにかき消される。


旅行のにおいは、
ただ炭火の匂いではなく、

そうやって何かの匂いに押し流される炭火の匂い。



子供のころにお父さんといったあの場所に行きたい。

どこだかよこわからない少しさびれたホテル。
すぐ近くにあるごちゃごちゃした炉端(ろばた)焼き屋さん。


どこにでもあるような場所だった。


行ったらすげーたいしたことないんだろうなぁ。


ふと感じた匂いが、幸せな気持ちにさせてくれるということは、
あたしを幸せにしてくれる人たちが周りにいたということ。



東京の人は炉端焼きとかあんまり知らないかなぁ?

でっかいしゃもじみたいなやつに載せて料理を受け取るんだよ。

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