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手をたたく人を見る

  04, 2013 23:59
先日、原付で信号待ちをしていた時、
歩道に立っている人から目が離せなくなった。

その人は、普通のサラリーマンのように見えて、
神経の病気を抱えているようだった。

「どうしても手を叩きたくなってしまう」
そんな病気を。

パチパチと拍手をしては、
いけない、またやってしまった、とばかりに腕を下ろす。

表情は、意思によってごく平静に保たれている。

しかし数秒経つと、またパチパチと拍手をしてしまうが、
2、3回鳴らしたところで、ぐっと腕を下ろす。
その繰り返し。

戦っている人は美しい。
あたしはそう思ってしまった。

本人にとっては大変な心労であることは間違いなく、
ご本人には、ごめんなさい。
美しいと感じるだけでなく、学ばせてもらっていた。
役者として、あなたの戦いを。
ごめんなさい。
少なくとも、あたしは感動していたのだ。

心の声に従って、ストレスなく思い切り手を叩き続けているわけではない。

もしそうだったら、たとえつい目が惹かれてしまったとしても、
ふた目ほどでもう見ることをやめていたと思う。

自分の、どうしようもない欲求と、戦っていたからこそ、
目が離せなかった。

結果、信号待ちしていた車すべてが、青になっても出遅れていた。



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