やっと振り返れる、土井さん

  23, 2011 15:05
「裁きの日」が終わって2週間以上経った。
やっと振り返ろう、という気持ちになれた。

辛かったのだ、あの公演は。
しばらくは抜け出していたかった。
忘れたかった、というのか。
それは・・・いい意味だとは思う。

なぜ辛いかと言うと、
そもそも「裁判員制度」で死刑か無期かを決めなければいけないということが辛いからだ。

ひと月ほど稽古してから、演出家が言った。

みなさんそれぞれのキャラクターなどはもう身についてますから、
話し方や間など気にせず、真剣に悩んでください
と。

台詞を、
こういうトーンで言ったらイイ感じかしら?なんてちょっとでも思うと
「ここの台詞、まーた雰囲気だけになってたよ」
とすぐダメをもらう。

「悩んでいる」ふうに「ちゃんと」芝居ができる人だったらよかったのだが、
見透かされる。
残念。
そしたらもう毎回
ちゃんと悩むしかない。

だから辛かった。

あれ?いい意味じゃないかも。
芝居がヘタだから毎回本気で悩むしかなくて辛かった・・・・ってことになるのか。
できれば
お芝居の役にしっかり成っていたからこそ役の心になって辛かった・・・・ってことにしたかった。

え?土井さんってあの気の強い人?全然悩んでなかったけど?と思われるかもしれない。

それでも悩んでいたのだ。
ああめんどくさい。あーめんどくさい。はぁぁめんどくさい!!!

外側から作るあたしと内側から作るあたしと
今ちょうど狭間にいて、
とってもめんどくさいところなのだ。
ただほんと「一生懸命にやりました」とあっそうと言い返すしかないような言葉しか出ない。
真摯に向かい合ったのだ、土井さんと、脚本と、演出と。
例えばチョコの前回で言うとあれが蒻崎今日子ですとあたしは言えたりする。
蒻崎という役者ですと。
今回の芝居であたしが言えるのはあれは土井さんです、なのだ。
逃げのような気もする。
土井さんでありながら何かしらひっかかりを作れるのが正しい役者のやり方なのだ・・・。
あああぁんめんどくさい。

ほら土井さんのこと書いてるとお腹がいたくなってきたよ!!!!!

やっと土井さんを振り返れるかと思っていたのだが、
言葉にするとうまいことできないよ!!



Thanks for the encouragement.

4 Comments

いたみ  

>外側から作るあたしと内側から作るあたしと
今ちょうど狭間にいて、
とってもめんどくさいところなのだ。

ううう・・・自分ができてるかどうかは置いておいて凄く分かる。どちら側にも期待してくれているお客さんもいる気がするし・・・

終演後、放心状態で出てきたにゃっきーが印象的でした。余計なことは言うまいと思った。
お疲れ様でした♪

2011/06/23 (Thu) 15:23 | EDIT | REPLY |   

にゃお  

お疲れさま♪

なんだか面白いなぁ~。健全に悩むきょんさん、役者としてもだし人間としても素敵やわ。巧くやろうなんて意気込みなんてないし。お客さんとしては、内面から出るそういう素の葛藤みたいなものが見たかったりするよ。

2011/06/23 (Thu) 23:25 | REPLY |   

かものはし(蒻)  

→たみー

もともと外側からしか作れないタイプだと思ってたら
内面からでないと作れない役をもらって
意識してなかったんだけど、演出補さんから内面からもできるようになったねって言われて、
それでできるかもー・・・ってやっていってる途中?なんだよね。
うまいこと内面からの役をまたいただけたもので、って言ってもあたしの考え方ひとつなのかもしれないんだけどwww
ああ、まだわかんないことだから無駄に文章が長くなるよ~w

たしかに、かなり放心だった。忙しいところありがとうね!

2011/06/24 (Fri) 09:55 | EDIT | REPLY |   

かものはし(蒻)  

→にゃおさま

いやいやいあやいあやいあやいあいやいやとんでもない!
巧くやりたいのカタマリですよ!
ただそう思って芝居するとすぐにバレてしまうという残念な浅はかさ・・・・!!!
今回に限らず、ほんとちょっとでも「巧くやるゼ・・・!」と思った瞬間にダメが出ます。芝居、難しいです、トホホ。
コメントめさめさ嬉しいです!!!ありがとうございます!
がんばるぞ!うおー!

2011/06/24 (Fri) 10:05 | EDIT | REPLY |   

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